なりゆきトラベラーズ

都道府県カードで行き先が決まる旅遊びブログ

茨城県筑波宇宙センターで日本の宇宙研究技術に脱帽!夢はロケットに乗っけて宇宙へ

こんにちは、都道府県カードで行き先が決まる旅遊び「なりゆきトラベル」をしております、ドラミです。なりゆきトラベル第一弾は茨城県!本編へ戻ってきました。

茨城県と言えばと考えていた中で、比較的最初から楽しみにしていた場所、それが「筑波宇宙センター」です。ちょっと調べてみると施設見学などもできるみたい!という事で、行ってきました♪

ぼんやりしか知らなかった日本の宇宙開発について

宇宙の事ってあんまり詳しくなかったので、まずは日本の宇宙開発についてちょこっと調べてみました。

日本の宇宙開発の歴史

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引用:Morning Aurora From the Space Station | NASA

遡る事1950年代。糸川英夫さんという教授が大学でペンシルロケットという30cmくらいの小型ロケットの研究を始めた事からスタートします。それがだんだんと大きくなり、衛星を打ち上げられるほどにまで成長。それを受けて国も宇宙開発に乗り出します。

研究室から出来上がった「宇宙科学研究所(ISAS)」と国の機関である「宇宙開発事業団(NASDA)」という2つの宇宙開発機関がそれぞれにロケットの開発を行ってきました。

 

その後、2000年前後にこの2つの機関が合体して出来たのが、私でも名前はよく知っている「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」です。

もっと詳しく知りたい方はこちらへ

spaceinfo.jaxa.jp

ちなみに、1950年代に研究が開始されたペンシルロケットの構造というのは、今現在打ち上げられているロケットにも通用するものらしいですよ!日本の研究ってスゴイ!!

いざ、筑波宇宙センターへ!

さて、私たちがやって来たのは宇宙航空研究開発機構、通称JAXAの研究施設です。門を入った瞬間、広大な研究施設の規模感に緊張感があります。

入ってすぐに大きなロケットがお出迎えしてくれます。全長50mある本物のロケットで、H-Ⅱロケットというそうです。でっかーーーい!!

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fanfun.jaxa.jp

お目当ては「見学ツアー」

事前に「見学ツアーがあるらしい」という情報をゲット。行く気満々で見学ツアーの申し込みが出来る場所を探しました!

広報・情報棟というところがどうやら受付っぽいと思い、中へ。廊下に所狭しと並べられたパネル展示にはこれまでの宇宙飛行士の紹介などが掲示されています。後々ゆっくり見たのですが、遊び心満点で急に親近感が湧いて来ますので、行ったらこちらもチェックしてみてください。

 

さて、見学ツアーです。

カウンターみたいなところがあったので「ここだ!」と思い、お知らせを見てみるとまさかまさかの事態。

なんと、ここに来て発覚したのですが、

 

見学ツアーは事前申し込み制!!

 

当日予約も出来るはずですが、この時間にはもう申し込み時間が過ぎており、有料版ツアーには参加できず。

 

これには、かなり楽しみにしていた彼もガックシ…あぁ〜〜やってしまったぁ!!

「有料の見学ツアー」と「無料の展示室内のガイド」の情報がゴッチャになってしまっていました。めちゃめちゃ行きたかったよぅ!!泣(いや、ちゃんと確認してない私が悪いのだけど…)

見学ツアー(有料)

見学ツアーではビデオを見たり、「きぼう」運用管制室ならびに宇宙飛行士養成エリアを専用のバスで移動して見学できます。そう、実際の研究施設内に入ることが出来るのです!! (うぅ〜悔しい!)

見学料:500円

時間:午前の部 11:30(11:00集合)
午後の部 15:00(14:30集合)

定員:40名

fanfun.jaxa.jp

興味のある方は、必ず予約をして行きましょう!

説明員さんによる展示館ガイド

筑波宇宙センターの入り口のところには無料で入れる展示館「スペースドーム」があります。宇宙開発の研究・開発の現場としての取り組みを知ってもらうための展示施設で、実物大の人工衛星や本物のロケットエンジン、日本実験棟「きぼう」の実物大モデルなどを間近に見る事が出来ます。

ここでは時間になると、展示館内を説明員さんが解説をしながら案内してもらえます。

 

開催時間:10:00、11:00、13:00、14:00、15:00(それぞれ1時間程度)
※こちらは予約は必要なく、時間に入り口あたりに集合します

料金:無料

展示館ガイドに参加!これが意外に面白かった…のに

さて、私たちはせっかくなので展示館ガイドに参加することにしました。説明員のおじさんが展示館内を案内してくれるのですが、最初から「今日はこの後他の予定があるので、少し短めにやります」と言われておりました。

「ま、しょうがないよね」程度に思いつつ、ガイドがスタート。

無料ガイドのはじまり

時間になると、10人弱くらいの人たちが集まり、ガイドがスタートしました。

初めは地球と宇宙の関係のお話や、展示室の簡単な説明など。きっと毎回この説明から始まるのでしょう。ただ、説明員のおじさんは「この後どうしようかなぁ」なんて言っているので「大丈夫なんだろうか…?」と、やっぱり有料版の見学ツアーに行かないと意味ないのかな…なんて思い始めていました。

 

しかし、だんだんとロケットの話になってくると引き込まれていくんです。

それもそのはず。なんとこの方、ずっとNASDAでロケットの研究をされて来た方のよう。時折「我々が研究した〜」ってサラッとおっしゃっていました。

あのお歳でロケットに関わっていたって…だいぶスゴイ方なんでしょう。

 

ロケットの今までの進化についてや、以前のロケット打ち上げの時の話など、ちょいちょい出てくる豆知識的なのが面白い!

おじさんもその時の思いつきで何を話すか決めている様で、それがすごく面白かったです。

はやぶさ2」タッチダウン数日前でしたので

ちょうどこの日は数日後に小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウタッチダウンするというタイミングでした。

と、いうことで「タッチダウン」とはどういう事をするのか、などを「はやぶさ2」の実物大の模型を使いながら教えてもらったりもしました。

 

お恥ずかしながら、私はこういう事が数日後に控えているという事自体、説明を聞きながら知った感じでした。そんな私でもちゃんと理解出来るように説明してくれたので、数日後ニュースを見るときにはよく知ってる感じで見てしまいました。笑


↓実際のタッチダウンの時の様子です

タイムオーバー!

そんなこんなで 1時間弱の短めガイドはすぐにタイムオーバーになってしまいました。正直、まだまだ沢山聞きたかった!!むしろ時間が許すならもう1回聞きたいくらい。

 

と、言ってもしょうがないので、館内をぐるっと回って展示を見ることにしました。ガイドさんがいなくても、ゲームを交えて体験が出来るコーナーもあるので充分楽しめます。

しかし、その頃にはなんだかスタッフさん達が沢山集まり始め、ソワソワムード。
中には見れない展示も出て来てしまいました。(申し訳ありません!とお礼にステッカーもらっちゃいました。ラッキー☆)

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テレビ撮影でも来るかな?と思っていましたが、入って来たのはなんとスーツ団体。異様な雰囲気でしたが、どうやらどこぞの議員さん関係者の勉強会御一行様だったみたいです。。。

タイミング、ツイてないなぁ。。。

それでも!想像以上に面白かった!!

一時は見学ツアーに参加出来ないとなって落ち込みましたが、終わってしまえば逆にこれで良かったとすら思います。

説明員のおじさんも「筑波は2度楽しめる」と言っていました。個人的には、むしろ3度でも4度でも楽しめると思います。

 

自分の知識が増えれば増えるほど、説明員さんの話も展示の内容も自分の受け取れ方が全然違うと思うんです。

有料の見学ツアーはその後で充分だなとすら思います。きっといきなり行っても「なんかスゴイ!」で終わってしまう気がするので。

今後の楽しみとしても、とっておきたいなと思いました♪


ということで筑波宇宙センター、また必ず行きたい場所の一つになりました。男の子のお子さんがいたりしたら、親子でハマっちゃうかもしれませんね!

施設情報「筑波宇宙センター展示館スペースドーム」

展示館(スペースドーム)・企画展示(プラネットキューブ)

料金:自由見学

開館時間:展示館「スペースドーム」9:30~17:00
プラネットキューブ(企画展示・ミュージアムショップ)10:00 ~ 17:00

休館日:不定休、年末年始(12/29 ~ 1/3)、施設点検日等

住所:〒305-8505 茨城県つくば市千現2-1-1